地域の自然との関わり
大都市に今すぐ現代の科学技術で測定出来るような徴候が出ていないからといって、人間だけ驕るなかれ・・。
人口が過集中し、植物砂漠化が進み、そして、非生物的材料のみにうずまった大都市や産業立地のコンプレックスの中で、むしろ私たちは見えないものを見る力・・・
そして私たちのとぎすまされた生物的な本能や人間固有の感性や知性によって、まだ具体的に出ていない大都市のデッド・センターの徴候をかぎとり、今なら間に合う処置を講ずるべきではないでしょうか。
画一的な花いっぱい運動やあるいは一時的な緑化運動だけでは不十分です。
自然はきわめて多様であり、多彩です。
すべての人がそれぞれの立場に応じて、まず自分の生活域・職場の中やまわりから、積極的に明日の生存の基盤を、遺伝子の池を、たましいのふるさとを、都市にも郊外にも田園景観の中にも創ってゆくべきときです。
現在、日本の人口の約75ないし80%は都市部に生活しています。
とくに首都圏.中部圏.近畿圏・北九州圏・北海道の札幌に代表されるような大都市、また県庁の所在地や産業立地に集中しています。
これらいわゆる都会人といえども、父祖の代まではほとんど日本の各地方の海岸や草深い平野、山地の田園景観の中で生まれ、幼児期を過してきました。