リゾートブーム再考
湯沢町をはじめ全国各地でリゾートマンションブームが吹き荒れた最大の火種となったのは、1987年6月に施行されたリゾート法です。
リゾート関連の投資額は、50年代から70年代前半までの、日本の高度成長を支えてきた鉄鋼業の投資額を上回るまでになっています。
『日経新聞』が47都道府県とリゾート関連企業を対象にアンケート調査したところによると、89年度のリゾート開発の投資額は5500億円に達することが明らかになりました。
同年度の鉄鋼業のそれは5300億円程度です。
リゾート産業がその意味で、今日の日本経済を支える大きな産業になっていることがこの数字からうかがえます。
・・・それだけ全国各地で華々しくリゾート開発が繰り広げられ、今日に至っています。
89年12月の時点で、全国で725万か(国土面積の19・2%)ものリゾート開発が展開されていて、たとえば九州では全面積の実に26・7%がリゾート候補地になっています。
九州の場合、1325のプロジェクト、総投資額2兆9000億円ものリゾート開発が計画されています。
さらにこれとは別に100ヵ所を越すゴルフ場の計画もあります。